中国の経済減速が始まっています。
長らく続いたゼロコロナ政策の解除が行われましたが、経済成長が振るわず、世界銀行が中国の経済成長率について4.4%下方予測(0.4%ダウン)について発表しました。問題の根底には、地方政府の債務増加や不動産業界の不振があげられます。最近では、「中国恒大集団」が8月17日にオフショア債務再編のために米国連邦政府へ連邦破産法第15条を申請したことは懸念される状況です。
正しい情報を求める日本人からすると「当局の水増し統計」「民間企業の決算書内容の正誤の見分け方」「リスク判断の仕方」についてはとても重大なポイントになってきます。このような環境下で果たしてどのような判断を行うことがベストなのでしょうか?
中国及び保険会社目線にて注視しているその他マーケット状況についても解説致しました。
今、中国国内企業の決算状況はどうなっているのでしょうか。
不動産リスクの高まりより、純負債比率の高まりとともにキャッシュフローが悪化している企業が増えております。実際にサンプルとして企業の決算書をもとに、信用保険会社においてどのようにリスク判断を行い、最終的な与信限度額(保障枠)の設定に至るのかについて信用保険会社より解説致しました。またゼロゼロ融資で倒産件数を抑えこんできた日本マーケットについても解説致しました。
ここ数年間で取引信用保険の引受保険会社のスタンスが大きく変わりました。コロナ発生以降、非常にシビアになっておりましたが、ここにきて信用保険会社の引受スタンスが一部大幅に変わってきています。それに伴い、今までできなかった新しいストラクチャー(保険の仕組み)をご利用できるようになりました。第三部では、一般的には紹介されていない様々な引受手法についてご紹介しました。
ラール ブリス
アリアンツ・トレード(ユーラーヘルメス信用保険会社)日本支店
日本における代表者
パリ法律大学・ESSECビジネススクール卒業後、外資系ブローカーに入社。2012年に来日し、同外資系ブローカー日本拠点において査定・コンプライアンス及び営業部門で経験を積む。その後サイバー保険のアンダーライターとして外資系保険会社に入社、経営企画部長を歴任。
2021年1月にアリアンツ・トレード(ユーラーヘルメス信用保険会社)に営業本部長として入社、2022年7月より現職ユーラーヘルメス信用保険会社 日本支店 日本における代表者
程塚 陽子
アリアンツ・トレード(ユーラーヘルメス信用保険会社)日本支店 営業開発マネージャー兼マーケティングマネージャー
大学卒業後、日本政策投資銀行入行、ODAを通じたテクニカルアシスタンス・プロジェクトに従事。その後大手通信会社にてアセット流動化による資金調達案件を推進。企業・プロジェクト分析の経験を活かし、2014年に外資系取引信用保険会社にSenior Account Executiveとして着任。アリアンツ・トレードには2016年10月に入社し、マーケティングノウハウに立脚した新規開発に邁進中。
竹内 潤
アリアンツ・トレード(ユーラーヘルメス信用保険会社)日本支店 審査部長
取引信用保険での審査業務は10年以上。2010年7月にユーラーヘルメス信用保険会社に入社後、シニア・リスクアナリスト、審査部チームヘッド、部長代理を経て、現在に至る。当社入社以前は、第一勧業銀行(現・みずほ銀行)にて、主に融資担当者として国内企業から外資系企業を担当。その後、外資系製薬会社において、連結決算、予算管理、財務分析を担当。
高橋 晋人
ウイリス ジャパン サービス株式会社、ジャパン ビジネスディビジョン ゼネラルマネージャー
大学卒業後、一貫して保険業界に従事。代理店、外資系保険ブローカー、外資系損害保険会社、外資系信用保険会社を経て、2023年3月にWTWに参画。
WTW Financial Solution Team APACにも所属し、WTWの取引信用保険スペシャリストとして、取引信用保険に関して20年以上の営業経験/10年以上の引受経験を活かし、現在は日系/外資系企業様向けに与信管理業務に合わせた取引信用保険導入/運用サポートを実践中。
右記のフォームにご記入、送信いただくと登録いただいたメールアドレス宛に担当者よりビデオ掲載ページへのリンクをお送りします。そちらのページにてセミナーの録画(約1時間30分)をご視聴いただけます。
なお、以下に該当する方のお申込みはご遠慮いただいております。予めご了承ください。