本ウェビナー6回シリーズは、以下のような皆様に最適な内容となっております。
主として年金資産の運用に即した内容となりますが、年金以外のアセットオーナーの皆様にも 十分ご活用頂ける内容となっております。
第1回目は、年金資産運用の実務を行う上で必要となる、基礎知識の習得を目的としています。まずは、資産運用に必要不可欠な、リスクや分散効果という基礎知識の「正しい」理解から始めます。次に、年金資産運用で最も重要と言われる「政策アセットミックス」と、その策定に重要な役割を果たす「年金ALM」の基本的な考え方・手法を解説します。最後に、策定した政策アセットミックスの管理手法についても簡単にご紹介します。
第2回目のテーマは積立比率です。年金資産運用の目的は、給付財源としての積立金の確保であるため、資産運用においては積立金と給付債務の関係(=積立比率)を意識することが重要です。この給付債務には、年金財政運営に用いられる数理債務と最低積立基準額、企業会計での退職給付債務の計3種類があります。ここでは、それぞれの給付債務の算定方法と積立比率の意味合いについて解説します。また、確定給付企業年金をマネジメントしていくうえで資産運用・財政運営・企業会計・給付設計の関係を理解しておくことが重要であり、この点についても概説します。
第3回目のテーマは予定利率です。確定給付企業年金の積立金の源泉は、拠出掛金と資産運用収益の2つです。このバランスは予定利率によって定まるため、年金資産を運用するうえで予定利率は極めて重要なファクターです。ここでは、予定利率の意味合い、年金資産運用と予定利率の関係、更には、年金制度の状況に応じた予定利率の水準設定の考え方について解説します。
第4回目のテーマは、マネジャー・ストラクチャーです。資産配分策定後は運用機関の選定に関心が向き易いものの、資産全体としてのアクティブ・リスクの取り方について方針を立て、運用機関の役割の重複を避けて効率的な運用機関選定を行うためにマネジャー・ストラクチャーは不可欠といえます。ここでは、マネジャー・ストラクチャーの基本から始め、株式・債券のストラクチャーの構築方法について、近年注目されている運用戦略の位置づけに対する考え方も交えながら、具体的に解説します。
第5回目のテーマは、オルタナティブ投資です。ここ最近のような価格変動の大きい不透明な市場環境において、安定した運用成果の実現に向けてポートフォリオの分散を進めるために、オルタナティブ投資の重要性がより高まっています。ここでは、年金運用におけるオルタナティブ投資の目的を整理したうえで、代表的な戦略であるヘッジファンド、オルタナティブ・クレジット、低流動性資産について、その概要を解説します。
第6回目のテーマは、運用評価です。近年の値動きの激しい市場環境において、単純な過去のパフォーマンスの水準だけでは、運用機関が再現性のある成果を出すことが可能かどうかを見極めることが非常に難しくなっています。ここでは、まず運用評価とは何かということから、定量評価・定性評価の各手法、両者を組み合わせることで運用機関の実力をどのように判断するかについて、株式運用の評価を中心に解説します。
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