投資家、顧客、従業員、ベンダー、地域社会、国会議員、規制当局は、環境、社会、ガバナンス（ESG）に対する取り組みを要求しています。企業は、主要なステークホルダーのニーズに対応しながら、全体的な影響力を重視するようになってきています。ESGやサステナビリティへの取り組みを企業の目的やビジネスの優先順位と結びつけることで、その取り組みを人材、リスク、資本の戦略や戦術に反映させる機会がますます急務となるでしょう。
“WTWでは、ESGに対して異なるアプローチをとり、多面的でありながら、人材、リスク、資本戦略をつなぐ全体的な視点を提供します。私たちはESGを機会と捉え、現在と明日の課題に対応できる、将来を見すえた、弾力的で持続可能な組織の構築を可能にするイネーブラーとして捉えています。“
カール・ヘス | CEO
ESGは、二酸化炭素排出量や環境スチュワードシップの管理から、従業員のウェルビーイングや多様性、公平性、インクルージョン戦略の強化、人材、資本、リスク問題に対する責任あるガバナンスの確保まで、広範囲かつ多面的な課題であり、パフォーマンスの向上とリスク管理には連携した多面的なアプローチが必要です。
しかし、あまりにも多くの組織がESG目標を個別の課題のグループとしてとらえ、それぞれに個別対処するというサイロ化した見方をとっています。多くの場合、優れたESG戦略の基礎となる要素が欠けているため、その結果は期待を下回ることになります。
ESGを正しく理解することで、成功がもたらされる可能性が高くなります。
- 環境とサステナビリティの目標を達成することで、規制当局の要求事項を満たすだけでなく、さらに前進することができます。特に従業員や入社候補者、地域社会など、さまざまなステークホルダーを満足させ、組織の将来性を高めることができます。
- 従業員のウェルビーイング、DEI（多様性・公平性・インクルージョン）、リスキリング（技能再教育）、スキルアップにコミットすることで、貴社のブランドを強化し、優秀な人材を惹きつけ、エンゲージさせ、繋ぎとめるためのより良いポジションを確保することができます。
- また、優れたガバナンスにより、リスクが軽減され、ESGが適切に実行されるようになり、それが好循環となって、さらなる機会を引き出します。
優れたESGはとても優れたビジネスです。それは、次世代のために持続可能な明日をつくることです。それは、充分なサービスを受けていない人々に公平さをもたらし、弱い立場にある人々の間にレジリエンス（回復力）を築き上げるものです。それは組織の目的と利益への道をつなぐパイプとして機能します。
