雇用慣行賠償責任保険は、従業員、派遣社員へのハラスメントや不当解雇等により、企業が損害賠償請求を受けた場合の損害賠償金や訴訟費用、弁護士費用、コンサルティング費用等を補償する保険です。
グローバルに展開されている企業においては、国内外問わず多種多様な文化、価値観を背景に持つ従業員が多く勤務されていると思います。もともと、労働関係訴訟の多い欧米では、年間に40万件を超える訴訟があります。日本においては欧米ほど多くはないものの、近年の労働関係訴訟の件数は民事、労働審判を含めると約7,000件を超え毎年過去最高を記録し続けている状況にあります。
ハラスメントや雇用差別の損害賠償金は1件ごとではそれほど高額にはなりませんが、ひとたび集団訴訟(クラスアクション)になると企業の存続を脅かしかねない事態となります。迅速な対応がカギを握る状況で、雇用関連に精通した弁護士やコンサルティング会社を日本国内だけでなく、海外においても手配する必要があります。
WTWが選ばれる理由
WTWが提供する雇用慣行賠償責任保険では、保険適用地域を国内だけではなく全世界に拡大することができ訴訟の多い欧米地域にも十分な補償を提供することができます。通常の雇用慣行賠償責任保険では、補償できない取引先等の第三者から、従業員が起こしたハラスメントによる損害賠償請求も提供することが可能です。
WTWは世界中に展開をしており、海外での対応に不安をお持ちの方々も各国に国内事情に精通した専任スタッフを配置しておりますので国内外ともに最適なソリューションを提供することができます。
雇用慣行賠償責任保険の主な補償内容
- ハラスメント(セクハラ、パワハラ、マタハラ等)に起因する賠償リスク
- 不当解雇に起因する賠償リスク
- 雇用上の差別に起因する賠償リスク
- 取引先等への従業員によるハラスメントによる賠償リスク
- 争訟費用
- 弁護士費用
- 事故原因調査費用
- 再発防止対応や、事故発生時の相談対応に関するコンサルティング費用