【グローバル保険プログラム導入のメリット】
グローバルに展開するすべての事業・子会社を包括的にカバーするグローバルプログラムの導入により、以下のメリットを享受することが可能です。
- グループ全体のリスク管理体制の構築
- グループ全体での統一付保基準(保険条件)の構築
- 保険の重複・付保漏れの回避
- 付保規制・税務等のコンプライアンスの順守
- グループ全体での保険調達によるスケールメリットの享受
- 統一ブローカー・保険会社による均質なサービスの享受
- 損害発生時の事故報告体制の構築
原則的にグローバル保険プログラムは、マスターポリシーとローカルポリシーを組み合わせたコントロールドマスタープログラム(Controlled Master Program)とします。
【マスターポリシー】
付保基準に沿った内容にて、日本で発行されます。
日本において発生した損害を担保すると同時に、条件差保険として、各国のローカルポリシーで担保されない損害に対するバックアップ機能を提供します。
【ローカルポリシー】
各国における付保規制やTax Complianceへの抵触・送金規制付保規制への対応、および、事故発生時の現地での事故対応サービスを提供するため、現地法人所在国において免許を有する保険会社により発行される保険証券です。
ローカルポリシーの保険条件の調整、プログラム全体において競争力のある保険料を獲得するため、マスターポリシーを発行する保険会社のグループ会社にて発行を行います。
【条件差保険:Difference in Conditions/Difference in Limits】
各国の規制や現地保険マーケットの慣行により、本社で策定した付保基準をローカルポリシーの条件が満たすことができず条件差(抜け漏れ)が生じた場合、マスターポリシーの条件差保険がその“差”をカバーします。
弊社では、以下の保険種目におけるグローバルプログラム構築の支援を行っています。
- 財物・利益保険(Property Damage/ Business Interruption Insurance)
- 海上貨物・運送保険(Marine Cargo/Transit Insurance)
- 製造物賠償責任保険を含む一般賠償責任保険・アンブレラ保険(General/Public/Products Liability Insurance/Umbrella Insurance)
- 会社役員賠償責任保険(Directors & Officers Liability Insurance/D&O
- 雇用慣行賠償責任保険(Employment Practice Liability Insurance)
- 専門職業賠償責任保険・業務過誤賠償責任保険(Professional Liability/Professional Indemnity/Error and Omission Insurance)
- リコール・生産物品質保険(Recall/Contaminated Products Insurance)
- 環境汚染賠償責任保険(Environmental Impairment Liability/Pollution Liability Insurance)
- サイバー保険(Cyber Insurance)